JFいしかわ

理念・方針

石川県漁業協同組合組合長

令和6年能登半島地震により、奥能登を中心として、漁港や、当組合共同利用施設は大きく、広範囲にわたり損壊し、また、多数の漁業者がその漁船や、住居を失い、漁業の操業ができない、若しくは著しく制限される状況に至りました。

発災間もないころ、命をつなぐために必要な様々な物資が不足するなか、全国の皆様から救援物資をいただきました。また、能登の漁業、漁業者のために、本当に大きな支援金をいただきました。

石川県の漁業者を代表して、そして被災した能登の一漁業者として、ここに厚く御礼を申し上げます。

石川県は、海岸線が長く、そして四季の移ろいとともに、甘エビ、カレイ、スルメイカ、アワビ、サザエ、のどぐろ、ぶり、ズワイガニ、カキ、なまこ、等々、豊富な海の恵みを享受することができる、全国でも有数の漁業が盛んな地域です。

私たちには、この豊かな漁場を守り、後世に引き継ぐ義務があると思っております。

そのためには、震災からの復興を必ずや成し遂げなければなりません。

「再び沖へ出て魚を獲ること」

これが、私たち石川の漁業者が、ご支援を賜った皆様へ御恩をお返しする唯一の方法であると思っております。

皆様のお心遣いに応えるべく、県内漁業者一丸となって取り組む所存ですので、今後とも石川県の漁業へのご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。