サバ
- プロフィール -
鯖といえば背中に波状の縞模様が特徴で、日本近海にはマサバやゴマサバなどがいます。石川県で漁獲されるほとんどがマサバでまき網や定置網漁獲されます。
産卵期の5~6月と、脂がのり「秋サバ」といわれる9月~10月が最盛期です。価格も比較的低価格な上に、イワシと並んで料理法も多く、しめ鯖や味噌だきなど私たちの食卓にはお馴染みの魚です。
石川県には塩や糠を使って漬け込んだ「糠サバ」という保存食もあります。また、酢を使う「しめ鯖」などはアレルギーなどの原因となるヒスタミンの生成を抑えるので有効な調理法です。
- メモ -
数をごまかしたり、都合の良いようにおおざっぱな歳をいう時に「さばを読む」といいます。これは、水揚げされたサバはすぐに鮮度が低下してしまうために、昔の魚屋が数もろくに数えずに大急ぎで売りさばいたところがら生まれた言葉だといわれています。
またサバの和名由来は、歯が小さいことで小歯(サバ)、狭歯(サバ)、大群で多く集まって回遊することから、多(サハ)などが語源となっているようです。
サバを食べるとジンマシンや腹痛などアレルギーを起こす人がいますが、これはサバが死ぬと、サバの体内にある「ヒスチジン」というアミノ酸が、アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」に変化するために起こるものです。
レシピ
鯖は良質な脂質が豊富に含まれる魚です。その脂質には学習能力や記憶力を高めるといわれるDHAや、血液をサラサラにする作用があるEPAなどが多く含まれています。さらに口内炎や皮膚の健康に有効なビタミンB2や、骨や歯などの発育に効果的なビタミンDなども豊富。育ち盛りの子どもたちに最適な魚です。
サバの竜田揚げ
サクサクと柔らかいおつまみ風
材料(4人分)
- サバの切身・・・・・・・・・・・・4切れ
- 片栗粉・・・・・・・・・・・・・・適量
- ししとう・・・・・・・・・・・・・12ケ
- 揚げ油・・・・・・・・・・・・・・適量
- A:漬けタレ
- しょうゆ・・・・・・・大匙2
- 生姜の搾り汁・・・・・少量
- 酒・・・・・・・・・・大匙2
作り方
- サバは一口大のそぎ切りにして、Aの漬けタレに15分つけて味をなじませる。
- 1の汁気をとって片栗粉をつけ、180度の油でカヲリと揚げる。
- ししとうは切り込みを入れ素揚げして添える。
サバとねぎの味噌マヨ焼き
弁当のおかずにもピッタリ
材料(4人分)
- サバの切身・・・・・・・・・・・・4切れ
- ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・1と1/2本
- A:味噌マヨネーズ
- マヨネーズ・・・・・・大匙4
- 牛乳・・・・・・・・・大匙2
- 味噌・・・・・・・・・小匙1
- 白ごま・・・・・・・・少々
- レモンやミニトマトなど
作り方
- サバに塩こしょうし、ねぎに乱切りにし、耐熱皿に入れる。
- オーブンで下焼きし、混ぜ合わせた味噌マヨネーズをかけてもう一度焼く。うっすらと焦げ目がつくとおいしく出来あがり。好みでレモンやミニトマトを添える。
ポイント
写真のようにアルミ容器で焼けば、そのままお弁当のおかずにもなります。
サバの味噌煮
おふくろの味でいただきます。
材料(4人分)
- サバの切身・・・・・・・・・・・・4切れ
- ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・2本
- 味噌・・・・・・・・・・・・・・・大匙2
- A:煮汁
- 水・・・・・・・・1カップ
- 酒・・・・・・・・大匙2
- 砂糖・・・・・・・大匙2
- しょうゆ・・・・・大匙1/2
- 生姜・・・・・・・1かけ
作り方
- 鍋にAを入れ煮立ったらサバを入れる。
- 再び煮立ったら、煮汁を回しかけながら落し蓋をして中火で煮る。
- 落し蓋をはずし、ねぎを加えて一煮し、といた味噌を加えトロリとするまで煮る。
- 器に盛って細切り生姜をのせる。