加能(かのう)ガニ
- プロフィール -
石川県で水揚げされたズワイガニのオスを「加能ガニ」と呼んでいます。石川県の漁業協同組合の合併に際し、公募で「加賀」と「能登」から1文字ずつ取って名付けられました。
甲羅幅9センチ以上で、身入りのいいものには水色のタグがつけられます。
加能ガニは底びき漁で漁獲され、漁期は11月6日から翌年3月20日までです。これは、資源保護のためにズワイガニ(オス)の漁期が国によって定められているからです。11月5日の夜中に漁師たちは漁場に向けて出発し、6日になる0時から漁を始めます。石川県民は毎年、11月6日のカニ解禁日を心待ちにしており、翌日7日にはカニが売り場に並び賑わいます。
加能ガニの身は甘みがあり、ツメの部分まで身がつまっています。
茹でるとカニのいい香りが広がり、甲羅も赤くなります。シンプルに何もつけずに食べると繊細なカニの味が楽しめます。