漁師の仕事とは

底曳網漁業

底曳網漁業は、主に加賀市から珠洲市、能登町の海域で操業している海中の底層魚を網で曳く漁業で、沖合底びき網(15トン以上の漁船)と小型底びき網(15トン未満の漁船)に分けられます。対象魚種はいずれも甘エビ、加能ガニ(ズワイガニ)、ニギス、カレイ、タイなどです。この他、七尾湾・穴水湾では桁網を使用してナマコを獲る漁業が盛んです。

  1. 深夜から早朝に出港し、数時間で漁場に到着。
  2. 漁場で網を投げ入れ、船で曳きます。
  3. 1~2時間後に網を引き上げ、魚を揚げます。
  4. また網を投げ入れ、その間にとれた魚を仕分けし、氷冷蔵・箱詰めします。
  5. 上記作業を4~5回程度繰り返します。
  6. 夕方から夜に帰港、水揚げします。
出航時間
金沢地区:22時頃
能登地区:午前0時頃
休漁
休市日の前日(概ね、日・祝日の前日と第2・4火曜日)
時化の日
小型底曳網(15トン未満)は7~8月は全船休漁
操業
小型底曳網(15トン未満):  主に近海で操業 沖合底曳網(15トン以上):  小型船が禁漁期の7~8月は、沖合の大和堆で操業、
1航海約3日間、ほぼ周年操業
乗組員数
小型底曳網:2~5人
沖合底曳網:4~5人

就業情報(石川県内の場合)

金沢地区
勤務時間 22時~翌日19時各経営体による
給料 最低保証金額25万円/月+歩合
休日 休市日の前日(概ね、日・祝日の前日と第2・3火曜日)
時化の日
福利厚生 船員保険
珠洲地区
勤務時間 午前0時~翌日15時
給料 最低保証金額20万円/月+歩合
休日 休市日の前日(概ね、日・祝日の前日と第2・4火曜日)
時化の日
福利厚生 船員保険
底曳網
加賀地区の底曳網漁船加賀地区の底曳網漁船
揚網揚網