刺網は、魚の通り道に帯状の網を仕掛け、その網に魚が刺さったようになることから「刺網」と呼ばれます。網の上に浮子(あば=浮き)、下には沈子(ちんし=オモリ)をつけて、垂直に網を張ります。 魚種や地形によって網目や大きさを変え、海底に固定しておく「底刺網」、水中の中層や上層に張る「浮刺網」、1点を支点にして半円を描きながら底層を引きずる「こぎ刺網」等があります。 夜のうちに漁場に網を仕掛けておき、早朝に網を揚げ、刺さった魚を外して漁獲します。